こんにちは。主宰の森流一郎です。
すでに様々なところで書いたり、話したりしているのですが、このブログでも改めて書いておきたいと思います。
私、森流一郎はイラストレーションの仕事から退くこととしました。
今後は、「イラストレーターズ通信」の活動に専念します。
24年にわたってフリーランスでイラストレーターを続けてきましたが、もう15年ほど前から限界に来ていました。
当時、月に約70点のレギュラーを抱えていました。
ほぼ毎日休みなく、複数の締め切りがあります。
しかもそれだけではなく、当時は「イラストレーターズ通信」の活動も、ほぼ一人でやっていました。
年鑑も一人でやっていました。編集からデザインまで自分でやるのは相当にハードでした。
「Webイラストレーターズ通信」も私が一人で作っていました。まだ参加イラストレーターが自分で作品をアップするシステムがなく、各イラストレーターの作品をひとつひとつアップしていました。
掲示板ではみんなの相談や質問に答えていました。
恐ろしいほどの作業量でした。
徹夜が続いても、疲れているとは感じませんでした。
むしろ、高揚感でいっぱいでした。
しかし、気がつかないうちに、私の脳に疲労が蓄積していたのです。
間もなく私は、自律神経失調症になりました。
頻尿、パニック障害、頭痛、下痢、不眠などの症状がでてきたのです。
特に頻尿がひどい時期は、机に向かって作業していても、5分おきぐらいにトイレに駆け込んでいました。
全然仕事になりません。
しかし、おしっこを我慢するとパニックの症状が出て、倒れそうになるのです。
医者によれば、「働き過ぎで脳が疲れている。脳がパンクしている」のだそうです。
激しい運動をすれば筋肉痛になって体の動きが悪くなるように、脳を使いすぎて十分に休ませないと脳の働きが悪くなるのだそうです。
「このままでは心も体も壊れてしまいますよ。これまで真面目に働きすぎました。仕事は控えて、頑張ることはやめましょう。今は十分な休息が必要です。規則正しい生活にして、たっぷりと睡眠をとりましょう」と、医者からは指導されていました。
しかし、その言葉に応えることができないまま15年以上が過ぎて行きました。
限界を超えたところで、ギリギリの状態が長く長く続きました。
症状は一向に改善せず、1年と少し前、ついに鬱と診断されました。
私は新規の仕事は断ることにしました。
以前から続いてきた連載やシリーズものは受けていますが、かなりスローな生活に変化し始めました。
すると、体の不調が驚くほど改善し始めたのです。
15年にわたって苦しんできたのが嘘のようでした。
今、スローに生きることの大切さをしみじみと実感しています。
たとえ、私が小説の挿絵を描かずとも、誰かが代わりに描くでしょう。
しかし、「イラストレーターズ通信」の活動は、日本中を探しても、おそらく私にしかできません。
ならば、この活動にこそ力を注いでいきたいと決断しました。
途中で止まっている「それいけ!!イラストくん」「イラスト用語偽事典」の続きも書きたいし、
「イラストレーターの基礎知識」「イラストレーターの実践講座」「イラストレーターの色彩入門」「イラストレーターの著作権講座」など様々な知識・情報をイラ通会員向けに公開していきたいと思っています。
「セミナー」「スケッチ会」「会員展覧会レポート」「団体展」「イラ通コンペ」などなど、やりたいことは山ほどあるのに時間が足りません。
著作権のこと、契約のこと、裁判のこと、会計のこと、トラブルにあった場合の対応、その他イラストレーターに関わるあらゆることを勉強・研究したいとも考えています。
イラストレーターという愛着のある職業を捨てるのはかなり勇気がいりましたが、やりたいこと全てを続けるのは身体が持ちませんし、どれも中途半端になるだけです。
15年もの間捨てられなかったイラストレーターという職業ですが、今こそ卒業し、新たな人生を歩き始めようと思います。
見守っていただければ幸いです。
このブログもほぼ放置状態でしたが、今後は度々更新することになるはずです。
イラストレーターに関する様々な情報・知識を発信していきます。
どうぞ、ご期待ください。
すでに様々なところで書いたり、話したりしているのですが、このブログでも改めて書いておきたいと思います。
私、森流一郎はイラストレーションの仕事から退くこととしました。
今後は、「イラストレーターズ通信」の活動に専念します。
24年にわたってフリーランスでイラストレーターを続けてきましたが、もう15年ほど前から限界に来ていました。
当時、月に約70点のレギュラーを抱えていました。
ほぼ毎日休みなく、複数の締め切りがあります。
しかもそれだけではなく、当時は「イラストレーターズ通信」の活動も、ほぼ一人でやっていました。
年鑑も一人でやっていました。編集からデザインまで自分でやるのは相当にハードでした。
「Webイラストレーターズ通信」も私が一人で作っていました。まだ参加イラストレーターが自分で作品をアップするシステムがなく、各イラストレーターの作品をひとつひとつアップしていました。
掲示板ではみんなの相談や質問に答えていました。
恐ろしいほどの作業量でした。
徹夜が続いても、疲れているとは感じませんでした。
むしろ、高揚感でいっぱいでした。
しかし、気がつかないうちに、私の脳に疲労が蓄積していたのです。
間もなく私は、自律神経失調症になりました。
頻尿、パニック障害、頭痛、下痢、不眠などの症状がでてきたのです。
特に頻尿がひどい時期は、机に向かって作業していても、5分おきぐらいにトイレに駆け込んでいました。
全然仕事になりません。
しかし、おしっこを我慢するとパニックの症状が出て、倒れそうになるのです。
医者によれば、「働き過ぎで脳が疲れている。脳がパンクしている」のだそうです。
激しい運動をすれば筋肉痛になって体の動きが悪くなるように、脳を使いすぎて十分に休ませないと脳の働きが悪くなるのだそうです。
「このままでは心も体も壊れてしまいますよ。これまで真面目に働きすぎました。仕事は控えて、頑張ることはやめましょう。今は十分な休息が必要です。規則正しい生活にして、たっぷりと睡眠をとりましょう」と、医者からは指導されていました。
しかし、その言葉に応えることができないまま15年以上が過ぎて行きました。
限界を超えたところで、ギリギリの状態が長く長く続きました。
症状は一向に改善せず、1年と少し前、ついに鬱と診断されました。
私は新規の仕事は断ることにしました。
以前から続いてきた連載やシリーズものは受けていますが、かなりスローな生活に変化し始めました。
すると、体の不調が驚くほど改善し始めたのです。
15年にわたって苦しんできたのが嘘のようでした。
今、スローに生きることの大切さをしみじみと実感しています。
たとえ、私が小説の挿絵を描かずとも、誰かが代わりに描くでしょう。
しかし、「イラストレーターズ通信」の活動は、日本中を探しても、おそらく私にしかできません。
ならば、この活動にこそ力を注いでいきたいと決断しました。
途中で止まっている「それいけ!!イラストくん」「イラスト用語偽事典」の続きも書きたいし、
「イラストレーターの基礎知識」「イラストレーターの実践講座」「イラストレーターの色彩入門」「イラストレーターの著作権講座」など様々な知識・情報をイラ通会員向けに公開していきたいと思っています。
「セミナー」「スケッチ会」「会員展覧会レポート」「団体展」「イラ通コンペ」などなど、やりたいことは山ほどあるのに時間が足りません。
著作権のこと、契約のこと、裁判のこと、会計のこと、トラブルにあった場合の対応、その他イラストレーターに関わるあらゆることを勉強・研究したいとも考えています。
イラストレーターという愛着のある職業を捨てるのはかなり勇気がいりましたが、やりたいこと全てを続けるのは身体が持ちませんし、どれも中途半端になるだけです。
15年もの間捨てられなかったイラストレーターという職業ですが、今こそ卒業し、新たな人生を歩き始めようと思います。
見守っていただければ幸いです。
このブログもほぼ放置状態でしたが、今後は度々更新することになるはずです。
イラストレーターに関する様々な情報・知識を発信していきます。
どうぞ、ご期待ください。