2018年7月10日火曜日

入会・年鑑2019参加、同時申し込み受付中

イラストレーター団体「イラストレーターズ通信」への入会と、『年鑑イラストレーターズ通信2019(vol.18)』への参加を同時に申し込みただくと、2,000円を割り引くャンペーン中です。

通常は、年会費(10,000円)と年鑑参加費(30,000円)を別にお支払いただきます。合計40,000円です。
同時申し込み割引が適用されると、年会費と年鑑参加費を合わせて38,000円となり、2,000円お得です。
※金額はすべて消費税別です。


☆募集対象

  1. 
現在、「イラストレーターズ通信」会員ではない。
  2. 入会および年鑑参加を同時に申し込んでいただけるイラストレーター。

ただし、審査がございます。
審査に合格した方のみが、入会及び年鑑参加が可能になります。

☆イラストレーター団体「イラストレーターズ通信」について

プロフェッショナル・イラストレーター集団「イラストレーターズ通信」とはーー
 
次の4つを目標として活動する日本最大のイラストレーター団体です。

  1. 世の人々に向けて、イラストレーションという名の小さな幸せを届ける。
  2. 商品やサービスにイラストレーションという名の小さな幸せをプラスすることで、クライアントがより豊かになることを目指す。
  3. イラストレーターも豊かで幸せに生活できることを目指す。
  4. そして、イラストレーションが溢れる、豊かで幸せな社会を目指す。

この団体の主な活動。
  • 様々な形で、イラストレーターのお仕事環境改善とイラストレーション業界の活性化を目指しています。
  • 会員専用掲示板にて、お仕事のやり方に関する相談、営業方法に関する相談、ギャランティの相談、トラブルの相談等、イラストレーターに関わるあらゆる相談と情報交換が行われています。
  • Web『イラストレーターズ通信』(http://illustrators.jp)の運営。
  • イラストレーション年鑑の発行(参加は任意で、別途参加費がかかります)
  • 顧問弁護士と直接メールで相談が可能です。この料金は年会費に含まれているので、何回メールで相談しても追加料金は不要です。

※注意:「イラストレーターズ通信」は個人が運営する手作りの団体です。会員の皆様には、仲間として、様々な形で団体へのご協力をお願いしています。また、完全なサービスを保証するものでもございません。誠意を持って活動に力を注いではおりますが、あくまで個人が運営する団体であり、至らぬ点や行き届かぬ場合も多々あることをあらかじめご了承ください。

☆『年鑑イラストレーターズ通信』について

プロフェッショナル イラストレーター集団 「イラストレーターズ通信」の年鑑です。

イラストレーションを発注する企業・団体、あるいはそのご職業の皆様約5,000件に、無料で送付しています。

数多くのクライアントにアピールできるプロモーション冊子として、ご好評をいただいております。
通常は、年会費とは別に参加費を支払うことになっています。(通常申し込み年鑑参加費は30,000円) 
この年鑑の実物をご覧になりたい場合は、事務局までお問い合わせください。無料で1冊をお送りします。(最新号は在庫切れのため、2017年度版になります)


年鑑バックナンバー

http://www.illustrators.jp/booklet.htm

☆年鑑電子書籍(無料)

iBooks
https://itunes.apple.com/jp/author/irasutoretazu-tong-xin/id910060099?mt=11

issuu.com
http://issuu.com/illustratorstsushin
 
ただし、電子書籍化に当たって、個人の連絡先をWebサイト「イラストレーターズ通信」のURLに置き替えています。


☆お仕事につながった実例

http://www.illustrators.jp/list_job.php
(お仕事が来ることを保証するものではございません。)

☆会員の感想

http://www.illustrators.jp/impressions.php
(あくまで個人的な感想です。すべての会員が同じような感想を持つことを保証するものではありません)

☆入会申し込みの前に、会員規約と年鑑参加要項をご熟読下さい。



年鑑参加要項(同時申し込み専用):https://www.dropbox.com/s/yo65qteiz25stjb/nenkan2019_yoko_douji.indd?dl=0

☆入会、および年鑑参加の条件

  1. プロフェッショナルの自覚を持ってオリジナリティーの高いイラストレーションを描いている方。
  2. 国籍不問。海外在住者も可。ただし、日本語の読み書きが出来ること。
  3. 年齢20歳以上であること。
  4. パソコンをお持ちで、パソコンでインターネットに接続でき、電子メールでスムーズかつ迅速な連絡が出来ること。
  5. ご自身でデータを作成し、Web『イラストレーターズ通信』への作品のアップが出来ること。
  6. Adobe Readerを所有し、PDF形式のデータが見られること。
  7. ブロードバンド環境を推奨。
  8. 恐れ入りますが、次のような場合は入会をお断りしております。
  • ご本人でなく、代理の方からの申し込みの場合。
  • イラストレーターズ通信事務局に、ご住所・電話番号・本名・メールアドレスをご登録できない方。
  • ご登録いただいたご住所に、ペンネームで郵便物やメール便が届かない方。
  • 作品レベル・制作体制・制作意識がプロフェッショナルとはいえないと、森流一郎が判断した場合。
  • 森流一郎の個人的な好みに合致しない作品であった場合。
  • 『イラストレーターズ通信』にご理解とご協力をいただけない方。
  • 郵便・メール便・DM便等が届かない、電子メールが届かない・返事が来ない、電話で連絡がつかない、などの問題がある方。
  • 『イラストレーターズ通信』のルールや規定、お約束を守れない方。
  • 森流一郎の主観的な判断で「イラストレーターズ通信」にふさわしくないと感じた方、この活動の支障となると思われる方。
  • 社会人として、あるいはプロのイラストレーターとして、何らかの問題があると感じた方。
  • 著作権を侵害している場合。他人の著作物を無断で利用している場合。ただし、著作権法上、許されるケースを省く。(イラストレーターズ通信内においては、いわゆる「2 次創作」「ファンアート」「版権もの」といわれる既存のキャラクターを無断使用した作品の発表は禁止しています)
  • イラストレーターズ通信は、イラストレーターの地位向上や仕事環境の改善を目標としています。そのために、会員同士が相互に情報を共有し、助け合って活動しています。大変恐れ入りますが、この趣旨に賛同できない方、協力いただけない方の入会はごご遠慮ください。

☆料金

38,000円(初年度年会費と年鑑参加費が含まれます)
2018年12月25日(火)15時までにお振り込み願います。
※金額はすべて消費税別です。 実際にお振込いただく際は、消費税8パーセントをプラスしていただきます。


☆申し込み期限

2018年8月15日(水)24時。

☆年鑑掲載用作品データ納品期限

2018年8月31日(水)24時。 
※Webサイト掲載用データは納品不要です。ご自身でアップしていただきます。 


☆申し込み方法

入会と同時に年鑑参加を希望される方は、電子メールにてお申し込みください。

電子メールのタイトルは「入会・年鑑2019同時申込」としてください。

電子メールアドレス jimukyoku@illustrators.jp
その際、下の「入会・年鑑2019同時申込書」に記入の上、メールでお申し込みください。 
全文をそのままコピー・ペーストして必要事項にご記入願います。 
必ず、入会を希望するご本人からお申し込み願います。


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入会・年鑑2019申込書

「イラストレーターズ通信」への入会、および『年鑑イラストレーターズ通信2019』への参加を希望します。また、審査結果に対して異論・反論・苦情を唱えないこと、審査に落ちた場合もその理由を尋ねないことを約束します。」

○申込日(2018年 月 日)

○「イラストレーターズ通信」に登録・掲載する、お仕事上のお名前とそのフリガナ
[         ]


○本名とそのフリガナもお願いします
[         ]


○過去に「イラストレーターズ通信」に参加したことのある方で、その時とは掲載のお名前がかわる場合は、
  以前のお名前もお願いします。
[         ]

○連絡先
  
Webや年鑑において掲載するものではありません。
事務局からの連絡等のため、登録・管理させていただくのものです。
郵便番号・住所・電話(または携帯電話)・電子メールアドレスは、必ずご登録願います。
郵便やメール便は、仕事上の名前に発送します。
確実に届くよう、郵便受けにペンネームを表記するか、
ご住所の最後に本名の名字で「〇〇方」と入れてください。(必ずお願いします)
  
  • 郵便番号(必須)[         ]
  • 住所(必須)[         ]    
  • 電話または携帯電話(両方でも可)(必須)[         ] 
  • 
ファックス[         ] 
  • 
電子メール(必須)[         ](注意:理由に関わらず、登録できるメールアドレスは1件のみ。また、PDF・圧縮データなどを添付することもある為、携帯用アドレスは不可。必ずパソコン用のアドレスでお願いします。) 
  • ホームページ[         ] 
  • 
ブログ[         ]

○ プロフィール
生まれ年、出身校、入賞・入選歴、主な仕事、展覧会など。(必須)
[         ]

○パソコン環境(所有していない場合は空欄にしてください)
・OSの種類とバージョン[          ] 
・Adobe Photoshopのバージョン[          ] 
・Adobe Illustratorのバージョン[          ] 
・その他作品制作で使用しているソフトがあればご記入ください。[          ] 
・インターネット回線の種類(ADSL、光回線、ケーブルテレビ、モバイルデータ通信など)[          ]

○作品見本
・作品が見られるWebサイトやブログ等のアドレス。[          ]
 
・または、作品見本を添付してもかまいません。容量は20MB以内にしてください。 

・申し訳ありませんが、ダウンロード期限のあるファイル転送サービスには対応しておりません。期限内にダウンロードできないことがあるからです。 
・過去に会員だった、あるいは年鑑(冊子)に参加したことのあるかたは、作品見本をお送りいただく必要はございません。その旨記入して下さい。ただし過去に参加いただいたときとは大きく作風が変わった場合は作品見本をお願いします。

○申し込みのきっかけを教えてください。[ ]内に○を入れてください。(複数回答可)  
  • イラストレーターズ通信に参加したことがある。または会員だった。[ ]
  • 森流一郎、またはイラストレーターズ通信事務局から案内をもらった。[ ]
  • 検索サイトで見つけた。(どこの検索サイトですか?) [ ]
  • リンクから来た(どちらのリンクですか?)[ ]
  • イラストレーターズ通信の展覧会を見た(どこのギャラリーですか?)[ ]
  • 年鑑を見た。(どこで入手しましたか?)[ ]
  • twitter[ ]
  • facebook[ ]
  • Instagram[ ]
  • Blogイラストレーターズ通信を読んだ[ ]
  • インターネット上の広告[ ]
  • 知り合いの紹介。どなたからですか。[ ]
  • 『イラストノート』誌の記事。[ ]
  • その他(出来れば、具体的にお願いします)[ ]

○過去の参加歴
 
かつて会員だったことのある方は「過去に会員でした」と記入してください。
過去に年鑑(冊子)にご参加いただいたことのある方はその号数をご記入ください。
旧Webサイトで参加したことのある方は「旧Webにて参加」とご記入ください。 
会員ではなく、参加された事のない方は、「はじめてです」とお願いします。
 
[          ] 

○団体規約への同意
会員 
規約をご熟読の上、その内容に同意していただけますか?
[ ]内に○を入れてください。
恐れ入りますが、「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。
 
団体規約: 
https://www.dropbox.com/s/82km8ubuny1a4fd/iratsu_kiyaku.pdf?dl=0
・はい[ ]
・いいえ[ ]


○お仕事上のお名前、および電子メールアドレスをWebにて公開することへの同意。(必須)
入会すると、団体Webサイト(http://illustrators.jp)にて、お仕事上のお名前、および電子メールアドレスが公開されます。
ここでの公開に同意いただけますか? 「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。 
・はい[ ]
・いいえ[ ]


○団体Webサイトへのログインに関するお約束(必須)
団体Webサイトには、会員以外がログインすることが禁じられています。
パスワードは厳重に保管し、他人がログインすることのないよう十分な注意を払うことをお約束ください。
ご家族や代理の方がログインし、作品をアップすることも厳禁です。
このことに同意いただけますか? 「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。 
・はい[ ]
・いいえ[ ]


○当団体に入会することで知り得る機密情報を外部に漏らさないお約束(必須)
特に、会員掲示板の内容は極秘です。 
家族や友人にも内容を漏らさないことを確約していただく必要があります。
ブログ、SNS、書籍、そのほかの媒体で公開することも厳禁です。これは退会後も永遠に続く約束としています。 
これをお約束していただけますか? 「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。 
・はい[ ]
・いいえ[ ]

○「イラ通」掲示板・アンケート更新情報 受け取りの同意(必須)
「イラ通」掲示板・アンケート更新情報の電子メールがほぼ毎日15時頃に届きます。
これはイラ通会員専用掲示板やアンケートに書き込みがあった場合、その翌日に全会員に自動配信されるメールです。
このメールを受け取ることに同意いただけますか? 
[ ]内に○を入れてください。「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。 
・はい[ ]
・いいえ[ ]

○事務局からの様々な電子メール 受け取りの同意(必須)
メールマガジン(不定期刊)、様々なお知らせやお願いなどを電子メールにてお送りいたします。
これらを受け取ることに同意いただけますか? 
[ ]内に○を入れてください。「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。 
・はい[ ]
・いいえ[ ]



○会員募集(http://www.illustrators.jp/recruit.htm)のページは熟読しましたか? (必須)
[ ]内に○を入れてください。「はい」に○がない場合は入会を受付け出来かねます。 
・はい[ ]
・いいえ[ ]


ーーーーーーーーーーーーーーーー
※注意事項

  • プロフェッショナル イラストレーター集団 イラストレーターズ通信 へのご入会及び年鑑への参加をお願いするか否かの判断は、主宰の森流一郎の個人的な好みで行っております。
  • 大変恐れ入りますが、不合格となる可能性もあることを、あらかじめご了承の上、お申し込みください。会員規約をご熟読いただくには、かなりの手間とお時間がかかるにもかかわらず、不合格となった場合は大変申し訳ございません。
  • ご入会をお願いしないと判断した場合の理由に関しては説明出来かねます。その理由に関してお問い合わせいただいたとしても、お返事はしておりません。あらかじめご了承ください。
  • 審査の結果は、1週間以内に電子メールにてお知らせします。1週間以上経ってもお返事がない場合は、何らかの手違いが起きていると思われます。お問い合わせください。
  • 入会および年鑑参加を受け付けた皆様へは、「入会および年鑑参加を受け付けました」と題したメールを送らせていただきます。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
お申し込み、お待ちしております。
不明な点は、事務局までお問い合わせください。
電子メール:jimukyoku@illustrators.jp

2018年7月6日金曜日

プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その3)

「Adobe Photoshopデータを印刷する際のプリント設定」


今回は、Adobe Photoshopからプリントしても色が一致せず悩んでいる全てのイラストレーターのために、プリント設定のやり方を解説します。 
かつての私は、どうしてもディスプレイとプリントされたものの色が一致せず困っていました。
よく調べもせず、なんとなくの勘だけで試行錯誤を繰り返していたのです。
ちゃんと解説書を読まなくとも、なんとかなると思い込んでいたのでしょう。 
しかし、それは間違いでした。
ちゃんとしたやり方を学ばなければ、意図通りの色でプリントするのはほとんど不可能に近いです。(偶然成功しても再現がまた困難です)
今はこの知識を得ることで、ディスプレイとプリントされたものの色を、簡単に一致させることができるようになりました。
作業の効率が格段に上がっています。
このBlogを読めば、あなたのプロフェッショナル・イラストレーターとしてのスキルも、一段階上がるでしょう。


1)前準備

Adobe Photoshopからイメージ通りの印刷をするには、まずは「ディスプレイのカラー設定」「Adobe Photoshopのカラー設定」の2つがが正しく行われていることが必要です。 
まだの場合は、 
プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その1) 
プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その2) 
の2つを先に読んでくださいね。

2)プリンターの種類 

私はEPSON製のインクジェット・プリンターを使用していますが、Canon製も定評があります。 
出来ればA3ノビサイズまで印刷できるものが、オススメです。
これだと、A4雑誌の 見開きイラストレーションが実寸サイズで印刷できます。書籍カバーが表1から表4にかけて描く場合も実寸実寸サイズで印刷できます。こうしたサイズの大きい仕事で、原寸で色見本をつけることもできるわけです。
また、展覧会等に出品するにも充分なサイズです。
個展やグループ展などの際、重宝します。

3)プリント用紙 

プリント用紙も重要です。
より正確な色で印刷するなら、そのプリンターメーカー純正の高画質用の用紙が最適です。
今回は、EPSONの「写真用紙クリスピア」を使用しました。 
展覧会に出品する作品などでは、作品に味を出すために水彩紙や版画用紙などに印刷するのもアリでしょう。
必ずしも、ディスプレイの色と完全一致させる必要はないからです。

4)具体的な手順

Photoshopで印刷したい作品の画像を開きます。 
今回使用するのは、以前ブックカバーの仕事で描いた私の作品です。


Photoshopメニューの「ファイル」から「プリント」を選びます。
すると、下のようなダイアログボックスが開きます。 


「プリンター」は、使用するプリンターの名称を選びます。
「カラー処理」は、「Photoshopによるカラー管理」を選びます。 
かつての私はここで「プリンターによるカラー管理」を選んでいました。
その上で、プリンターの機能で色の微調節を行おうとしていました。
プリンターの色の調節機能を使って赤味を増やしたり、 コントラストを弱めたり‥‥
そうすると、なかなか意図通りの色で印刷できません。
色に満足できず、何度もプリントと微調節を繰り返す羽目になります。
思えば、インクとプリント用紙が大量に無駄となりました‥‥(遠い目)
正確な色で印刷するには、プリンターでの微調節は行わず、 ColorSync(※1)に任せるのが正解なのです。
ここで解説しているのは、この ColorSyncに色合わせを任せてしまう方法です。

「プリンタープロファイル」は、今回使用するプリント用紙「写真用紙クリスピア」のプロファイルを指定します。 
「マッチング方法」は、「知覚的」または「相対的な色域を維持」を選択します。 (参照:プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その2)
「黒点の補正」 (※2)は、EPSON製プリンターの場合はチェックを入れておきましょう。
Canon製プリンターの場合は、チェックを入れない方がいいようです。 (※3)
その上で、「プリント設定」をクリックします。
下のようなダイアログボックスが開きます。

ここは、プリンターによって画面が違います。
この解説を参考にして、ご利用のプリンターに合わせた設定をして下さい。 
「用紙サイズ」は、使用する用紙のサイズを指定します。
今回の用紙は、A3ノビなので、それを指定しました。
「レイアウト」の文字をクリックして、「カラー・マッチング」を選びます。
 「カラー・マッチング」では、「ColorSync」を選びます。


「カラー・マッチング」の文字をクリックして、今度は「印刷設定」を選びます。

「基本設定」の「用紙種類」では、使用する用紙を指定します。今回は「写真用紙クリスピア」とします。
「カラー調節」は「色補正なし」にしておきます。
「印刷品質」は、「きれい」「高画質」などを選びましょう。 
「双方向印刷」を選ぶと印刷スピードは上がりますが、印刷の美しさは損なわれがちです。 美しい作品を印刷したい場合は、チェックを入れないようにしましょう。

「カラー詳細設定」は無効になっています。


その他の項目は特に意図がなければ、初期設定のままで大丈夫です。 
これで「保存」をクリックします。
すると下の画面に戻ります。


プリンターの電源が入っていること、用紙がセットされていることを確認して、「プリント」をクリックします。 
印刷が始まります。 
印刷が終わるまで、SNSを見るなり、トイレに駆け込むなり、他の仕事をするなりして 、しばし待ちます。
やがて、プリンターの印刷音が終わりーー 
ディスプレイの色と一致した印刷物が仕上がるはずです。 
今回プリントしたもの


参考になったでしょうか?
次回は、Adobe Illustratorからのプリントを解説します。


プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その1)「ディスプレイのカラー設定」
プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その2)「Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorのカラー設定」

(※1)ColorSyncに関して詳しくはこちら:https://www.weblio.jp/content/ColorSync
(※2)黒点の補正に関して詳しくはこちら:https://okwave.jp/qa/q903249.html
(※3)参考URL:http://cweb.canon.jp/pixus/special/proline/printtech/tech2.html


イラストレーターズ通信会員は、会員専用掲示板にて、この記事の内容に関する質問をすることができます。間違いの指摘も歓迎します。
誠に恐れ入りますが、会員以外の方の質問には対応しておりません。
会員専用掲示板では、イラストレーターが仕事をしていく上での不明点、絵の描き方に関する疑問点・アドバイス、イラストレーターの仕事上のトラブルに関する相談など、さまざまな質問・相談が可能です。
イラストレーターズ通信:http://illustrators.jp
入会の案内はこちら:http://illustrators.jp/recruit.htm


※この文の著作権は森流一郎にあります。著作権法上の例外を省き、無断使用を禁じます。

2018年6月28日木曜日

迷惑メールフォルダの中は、毎日確認しましょう

イラストレーターの団体を運営していると、「事務局から送信した大事な電子メールが届いていない」という会員からの苦情が度々あります。
そこでまた送信し直すのですが、「やはり届いていない」と言われることがあります。

そんな時は電話をして「迷惑メールフォルダの中を探してみてください」とお願いしてみます。
すると大概の場合、「あ、ありました!」と、受話器の向こうで会員が叫びます。
団体事務局からの電子メールが、迷惑メールフォルダの中からいくつも発見される結果となります。


「まさかーー」
と思われるかもしれませんが、「電子メールが届いていない」と困っていながら、迷惑メールフォルダの中を探さない人は少なくないのです。

来るべき電子メールが見当たらなかったら、まずは迷惑メールフォルダの中を確認しましょう。
いえ、何か電子メールが来ているはずの時だけではありません。
プロフェッショナルイラストレーターには、いつ仕事の依頼が来るかわからないのです。
迷惑メールフォルダの中は、毎日確認しましょう。
それは、プロフェッショナルイラストレーターなら、あまりにも基本的な心得の一つです。

ええっ? 迷惑メールフォルダの中をしばらく見ていない?
それはいけません!
今すぐ確認してください。
ひょっとすると、とってもいいイラストレーションのお仕事の依頼が来ているのに、あなたは気がついていないのかもしれませんよ。
それはあまりにもったいないし、返事をしないと評判を落として今後の仕事も減っていくでしょう。
イラストレーターは、絵さえかければいいわけではないのです。
迅速で確実な連絡が取れることも大切です。


現在、イラストレーターズ通信事務局では3つのメールアドレスを用意しています。
会員に送った電子メールが届かないという事故がとても多いため、大事な連絡は複数のメールアドレスから同じ内容で送信することにしています。
これで未着事故はかなり防げるようになりましたが、完全ではありません。
どうしても時折未着事故は発生しています。
メールを受け取る側が、毎日迷惑メールフォルダを確認することが肝要なのです。


いずれ、電子メールサービスの選び方、電子メールの設定、迷惑メール対策、電子メールの使用マナーと心得などについても解説したいと思います。、

文:「イラストレーターズ通信」主宰 森流一郎

2018年6月25日月曜日

本日の作業

今日も、各種の連絡や問い合わせの返事を書いたり、更新の手続き、入会の受付、年鑑参加費振込の受付などの作業を進めました。
「事務局は普段何をしているのか」と思われているかもしれませんが、ほぼ毎日こうした雑務の繰り返しです。
下の子供が熱を出して保育園を休んでいるので、妻のもりあやこの分も頑張っていたら、それだけで1日が終わりました。
今日お返事できなかった方には、明日もりあやこから連絡があると思います。
ところで、入会希望者のうちどの程度合格するのか過去の記録を調べてみました。
4月1日から今日までのおよそ3ヶ月の間に40人から入会申し込みがあり、31人が合格しています。
(森流一郎)

2018年6月13日水曜日

プロイラストレーターで成功するために必要な、絵の五大要素

プロフェッショナル・イラストレーターとして成功するために必要な、絵の要素が五つあります。



それでは、五つの要素を説明していきますね。


技術
イラストレーターになるためには、間違いなく、絵の技術が必要です。 
これがなくてはイラストレーターにはなれません。 
デッサン力、遠近法、画材の使い方、などの様々な技術が必要です。 
しかし技術があるだけでは、ただ上手なだけの絵になってしまいます。 
そんな絵は、この業界では求められていません。 
上手なだけではプロフェッショナル・イラストレーターになれないのです。
たくさん描くことで、技術は向上します。 
とはいえ、すぐに上手になる方法はないと思います。 
地道に描き続けることが必要でしょう。

センス
次に必要なのは、センスです。 
色のセンス、ディフォルメのセンス、構図のセンス、モチーフを選ぶセンス、絵の見せ方のセンス‥‥ 
どんなに技術的に優れていても、こうしたセンスがなければ、ただの上手な絵で終わります。
特に 美術系の大学受験をしたことのある方は、デッサンをばっちりやっていることが多いです。 
しかし、技術的に上手でもこのセンスがないと、ただ上手なだけでつまらない絵になってしまいがちです。 
残念ながら、そういう絵がイラストレーションの仕事で使われることは少ないでしょう。 
逆に、技術は多少下手でもセンスの良いイラストレーションなら、いいお仕事に巡り会う可能性があります。
イラストレーションでは、技術以上にセンスを求められることが多いのです。 
たくさんの美しいものを見て、感じることで養われるでしょう。 
ただ、技術に比べると、その取得は容易ではありません。 
幼い頃からの積み重ねで、長い年月をかけて養われるものだと思います。 


世界観
世界観も大事な要素です。世界観が弱くともイラストレーターになれますが、一流になることは難しいでしょう。 
一流のイラストレーターと、三流のイラストレーターを分けるのは、この世界観ではないかと思います。 
一流になることが正解ではないですが、世界観を持っている人は一流になれる可能性があると思います。 
個性やオリジナリティと呼ばれるものは、この世界観に含まれていると考えます。 
独自の世界観が強いものは、個性的でオリジナリティの高い作品となります。 
世界観を持つことは、技術を獲得するよりも、ずっと難しいと思います。 
大人になってから、世界観を作ろうとしても、なかなか急にはできません。 
それまでの人生経験、読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、演劇鑑賞などにより、少しずつ、少しずつ形成されるものだからです。  
しかし、今の世界観を深めるために、一流の芸術にたくさん触れることは大事でしょう。 




時代性
流行は追う必要がないものです。 
しかしその時代の中で、時代の風を感じて生きることは大切だと思います。 
そこから自然と作品に滲み出てくる雰囲気が、イラストレーションの時代性となります。
時代性のないイラストレーションは、いい仕事に恵まれることが少ないでしょう。
とはいえ、「今こんな絵が流行っているから」という理由で描いたイラストレーションは、とてもつまらなくなります。 

70年代の横尾忠則さんも80年代の日比野克彦さんも、その時代を代表するイラストレーターです。
二人とも、時代性という点で第一級の作品群を残しています。 
しかし、決して流行を追いかけたりはしていません。 
その時代の風を受け、その時代の空気を吸って生きていく中で、自然と魂から湧き出たものが、結果としてその時代を代表する作品になったのではないかと想像します。


大衆性
現代美術と違って、イラストレーションは大衆のものだと思います。 
ごく一部の人だけがわかればいいものではなく、広く大衆に喜んでもらえるものがイラストレーションだと思います。 
ただし、すべての人に好かれるイラストレーションはありえません。 
 あなたの表現したいことを大事にし、その世界観に共感してくれる人に喜んでいただく、そんな作品を作り続ければ良いのだと思います。
大衆を意識しない人もいるでしょう。
 誰かに喜んでいただくためではなく、ひたすら自分の好きなものを描くタイプです。 
結果として、ごく一部の人から熱狂的に支持される可能性もあると思います。
 しかし、大衆に求められなければ、食べていくことは難しいでしょう。 
そしてそんな生き方をする人は、イラストレーターではなく、アーティストと呼ぶべきだと思います。 
どちらの生き方も素晴らしいものです。 
 しかし、イラストレーターを選ぶのであれば、大衆が喜んでくれるものを目指すのが王道でしょう。

絵の要素としてはこのつ以外にもあるでしょうが、私が日頃若手のイラストレーションを見るときの基準としてこのつの要素で評価することが多いのです。

「とても上手い。技術点は10点満点。だけどセンスはイマイチ5点だな」
「大衆性は素晴らしいから9点。でも世界観は平凡で3点かな」といった感じです。

全部で満点を取る必要はないので、自分の得意な要素を見極めて、より伸ばすことが大事だと思います。
すべてで高得点の人は、プロでも滅多にいないでしょう。
今で言えば、木内達朗さんや網中いづるさんなどごく一部の方のみだと思います。

あなたの点数はどれぐらいだと思いますか?
自作の評価をすることは難しいですね。
もしあなたがイラストレーターズ通信会員であるなら、掲示板内の「イラストレーションクリニック」で質問してください。
私が点数をつけて、アドバイスします。
怖いかもしれません。
「否定されたらどうしよう」と、不安かもしれません。
しかし、自分の短所と長所を知りること、人の意見を聞くことは、プロフェッショナルイラストレーターとして成功するためには、とても大切です。
行動したものに、道は開けます。
まずは行動しましょう。
掲示板に書き込んでくれることをお待ちしています!





イラストレーターズ通信会員は、会員専用掲示板にて、この記事の内容に関する質問をすることができます。
誠に恐れ入りますが、会員以外の方の質問には対応しておりません。
会員専用掲示板では、イラストレーターが仕事をしていく上での不明点、絵の描き方に関する疑問点・アドバイス、イラストレーターの仕事上のトラブルに関する相談など、さまざまな質問・相談が可能です。
イラストレーターズ通信:http://illustrators.jp
入会の案内はこちら:http://illustrators.jp/recruit.htm


※この文の著作権は森流一郎にあります。著作権法上の例外を省き、無断使用を禁じます。


2018年6月8日金曜日

プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その2)

「Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorのカラー設定」


前回は、照明の選び方、パソコン周り、そしてディスプレイのカラー設定についての解説を行いました。 
今回は、Adobe PhotoshopとAdobe Illustratorのカラー設定のやり方を説明していきます。
この二つのソフトは、プロフェッショナル・イラストレーター必携の2大グラフィックソフトです。
これからバリバリ活動していこうという方は、必ず買い揃えましょう。 
  
Adobeのサイトからも購入可能です。
https://www.adobe.com/jp/

Photoshopとillustratorは初期設定のままでもそれなりに使えるのですが、プロフェッショナルイラストレーターなら、カラー設定をカスタマイズして使いたいです。 
それでは、カラー設定のやり方を具体的に見ていきましょう。


1)カラー設定は、「Adobe Bridge」で行う。
Adobe Bridgeは、PhotoshopやIllustratorに同梱されているソフトです。
PhotoshopとIllustratorを購入したら、Bridgeも忘れずにインストールしましょう。
Adobe Bridgeを使えば、PhotoshopとIllustratorの両方のカラー設定が一発で可能です。 
印刷物に使うイラストレーション製作時とWebに使うイラストレーション製作時のカラー設定は異なります。
仕事に合わせてこの二つの設定を切り替えて作業するのが、プロフェッショナル・イラストレーターです。


2)印刷物用のカラー設定の方法
まず、印刷物に使うイラストレーション製作時のカラー設定のやり方から説明します。

Adobe Bridgeのメニューの「編集」から「カラー設定」を選びます。

すると次のような画面が開きます。

初期設定ではこのように「一般用-日本2」となっているはずです。
これを「プリプレス用-日本2」に変更します。

「プリプレス用-日本2」は、Adobeが推奨する印刷物制作用の設定です。「プリプレス用-日本2」を選んだら、「適用」をクリックしましょう。
これで、PhotoshopやIllustratorをはじめとするすべてのAdobe製品のカラー設定は、「プリプレス用-日本2」となります。
印刷物向けのイラストレーションを制作するなら、この設定を使いましょう。


3)Web用のカラー設定の方法
次にWeb用のカラー設定についても説明します。

先ほどと同じく、Adobe Bridgeのメニューの「編集」から「カラー設定」を選びます。



すると次のような画面が開きます。




ここで、「Web・インターネット用-日本」を選びます。

「適用」をクリックして終了です。
これで、PhotoshopやIllustratorをはじめとするすべてのAdobe製品のカラー設定は、「Web・インターネット用-日本」となります。 
Web、インターネット用の画像などはこの設定で制作します。

4)RGBの作業スペースについて
Adobe Bridgeで「プリプレス用-日本2」に設定した状態で、Photoshopのカラー設定を確かめてみましょう。 
Photoshopを起動して、メニュー「編集」から「カラー設定」を選ぶと次のような画面が開きます。

「作業スペース」のRGBは、「Adobe RGB」になっています。
Adobe RGBは、Adobe社がDTP作業用に定義したカラー領域です。
一方、多くのパソコンは初期設定でディスプレイのカラーは、sRGBになっています。
この二つとCMYKの色域の違いを比較してみましょう。


この図で見るとお分かり頂けると思いますが、sRGBの色域は意外に狭く、CMYKで再現可能な色域がカバーしきれていません。
それに比べると、Adobe RGBは色域が広く、CMYKの色域をほぼカバーできます。
このため、DTP用の作業ではAdobe RGBが推奨されています。(※1 )


5)カラー変換時のマッチングについて
今度は、Photoshopの変換オプションを確認します。
Photoshopを起動して、メニュー「編集」から「カラー設定」を選ぶと次のような画面が開きます。


「プリプレス用-日本2」に設定されている場合、「変換オプション」の「マッチング方法」は、「知覚的」となっています。 
一般的にはこの「知覚的」で問題ないのですが、好みによっては「相対的な色域を維持」でも構いません。 

「知覚的」は、色のバランスを重視した変換方法です。色域の外にある色をバランス良く色域内に圧縮する感じです。
ただし、全体的に彩度が下がって、かなりくすんだ仕上がりになります。 
「相対的な色域を維持」は、色域の外にある色を境界付近に圧縮して押し込める変換方法です。
CMYKに収まる色は元の色に近いまま変換されます。「知覚的」に比べると彩度があまり落ちにくいとされています。 
個人的にはこちらの方が自然な変換になるような気もします。 

どちらがいいのかは一概に言えません。
あなたの作風や使われている色にもよるからです。 
自身の作品でいろいろ試してみて、好みの方に設定しておきましょう。

また、 印刷前提の作品をRGBで制作する際は、CMYKで再現可能な色を使うこともプロフェッショナル・イラストレーターに必要なスキルでしょう。
CMYKが苦手なのは、彩度の高い色です。特に青系から緑系にかけての鮮やかな色は苦手です。赤系は比較的RGBとのズレが少ないです。 
CMYKへの変換前にどの色が印刷に出ないかを確認する方法があります。
Photoshopのメニューの「表示」→「色域外警告」を選ぶと、印刷に出ない色がグレー表示に変わります。






6)印刷物とWeb両方で使うイラストレーションはどうするか?

印刷物とWeb両方で使われることが前提のイラストレーションもあります。そんな作品をPhotoshopで制作する場合はどうすればいいのでしょう。 
解像度の関係から、Web用のPhotoshop作品を後から印刷物用に変換することはできません。
印刷物用として制作・納品し、Web用のデータへの変換はデザイナーにお任せするのが一般的です。
しかしそうすると、Web用作品の彩度が落ちてしまいがちです。
イラストレーター側で、CMYKに変換する前のRGBのデータからWeb用のデータを制作してもいいでしょう。
そして、印刷物用、Web用両方を納品するのです。
その方が、納得のいく仕上がりになることも多いと思います。 



2大グラフィックソフトのカラー設定の解説はここまで 。
次回は、グラフィックソフトとプリンターとの色合わせについて解説します。


(※1 )ただし、Adobe RGB全域が表示できるディスプレイは高価です。私は所有していませんが、「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」ならば、かなりAdobe RGB全域に近い表示が可能になっているようです。

プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その1)「ディスプレイのカラー設定」

プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その3)「Adobe Photoshopデータを印刷する際のプリント設定」


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2018年6月4日月曜日

プロフェッショナル・イラストレーターのためのカラー設定(その1)

「Macにおけるディスプレイのカラー設定(カラーキャリブレーション)」


イラストレーターの皆さん、「お仕事で描いたイラストレーションが印刷物になって仕上がってきた際になんだかイメージしていた色味と少し違う」そんな経験はありませんか? 
もしかすると、パソコンのカラー設定のどこかがおかしいのかもしれませんよ。
このBlogを参考にして、ご自身のカラー設定を見直してみましょう。
今回は、部屋の照明や環境、そしてディスプレイのカラー設定を解説します。


1)照明は、昼白色(3波長形)の蛍光灯。できれば「色評価用」の製品を。
部屋の照明の色も、ものの見え方に影響します。原画とディスプレイの色味を見比べようとしても、照明の色が正確でなければ、正確な判断はできません。
部屋全体の照明、及びデスクライトは、昼白色の蛍光灯を使いましょう。
一般的な照明は、 次の3色があります。

  • 電球色(温かみのある暖色系の光) 
  • 昼白色(太陽の色に近い自然な光) 
  • 昼光色(青白い光)
このうち昼白色がもっとも昼間の太陽の光に近いのです。
そして昼白色蛍光灯の中でも、特に「3波長形」がオススメです。
太陽光に近い、より自然な色で発光します。
 一般的な電気屋さんで売られています。お店で「3波長型」と書かれているものを選びましょう。




さらに正確な色を再現するのが、印刷物に携わるプロの現場で使われている「色評価用」の蛍光灯です。 
お高いですが、色味にこだわる方は検討するといいでしょう。 
これは一般的な電気屋さんで販売されていません。かなり大きな電気屋さんか蛍光灯などのランプを専門に扱っているお店を探す必要があります。 
直管タイプのものしか販売されていないようです。 



最近はLEDが増えてきました。 
省エネの時代には、こちらの方が合っていると思います。 
しかし、色の正確さでは蛍光灯の方が上と言われています。
LEDを使う場合は、演色性の高い演色性:80Ra以上)、昼白色の製品を選びましょう。

   




2)メガネは無色透明なものを
サングラスを使わないのは当然ですが、一般的な眼鏡でも「ブルーライトカット」として売られているものは、若干黄色っぽく見えます。 
これも正確な色が見えなくなる原因となります。 
メガネは無色透明なものを使いましょう。

疲れ目で困っている方は「ブルーライトカット」のメガネを普段のパソコン作業に使ってもいいと思います。 
しかし、カラーの作品制作時は無色のものに付け替えましょう。


3)机周りとデスクトップ画像
机周りやデスクトップ画像には、色の強いものは置かないようにしましょう。 
周りの色の影響で、色の見え方が変わってくるからです。 
また、パソコンの向かい側に窓があると、液晶画面に窓の外の光が写り込みやすくなります。 
パソコンの位置にも気をつけましょう。


4)ディスプレイ(MACOS)の設定
本格的にディスプレイの色を合わせるなら、キャリブレーション用の機材を購入してカラー設定をしましょう。
アマゾンで販売されているキャリブレーション用機材はこちら
しかし現実には、キャリブレーション用の機材を使っているイラストレーターは少数派です。 
私も使っていません。 
プロフェッショナル・イラストレーターの多くが使っているiMacやMac Bookといった製品は優秀で、そのまま使用しても色のズレは少ないからです。 
ここではそうした一般的なイラストレーターに向けて、「キャリブレーション用の機材は使わずに、iMacやMac Bookでのディスプレイの設定をどうすればよいのか」を解説していきます。 

ちなみにーー 
私が最初に買ったパソコンは、Power Macintosh 7600でした。 (もう20年以上前です)
ディスプレイは別売りでした。 
Apple製品は高価だったので、三菱製品を購入しました。 
この三菱製ディスプレイのプロファイルをインターネットでダウンロードして使っていました。 
しかし実際に印刷物のデータを納品してみると、コントラストが強すぎる色校正が上がってきて面食らいました。 
ディスプレイの色が合ってなかったのです。 
他社製品を組み合わせると、色を合わせるのが難しいと感じました。
それ以降、パソコン本体とディスプレイは同じApple製品で揃えることにしています。 
現在Appleはディスプレイ単体での発売は行っていないので、一体型のiMacやMac Bookのシリーズしか選択肢はないことになります。  

しかし、MacOSの初期設定では、「ディスプレイの色温度は6500k(※1)、ガンマ値は2.2(※2)」になっています。
実は、これは印刷用のデータを制作するには不向きなのです。 
一般商業印刷用(雑誌や書籍など)のイラストレーションを制作するなら、「色温度は5000k」にしましょう。 
一般的な商業印刷業界では、この色温度に統一しているからです。(※4)あなただけが違う色温度にしていると、どうしても色がズレてしまうのです。

一方のガンマ値は、印刷業界においては「1.8」が推奨されています。(※3) 
ネット上には、「Photoshopのカラープロファイルにガンマ値は書き込まれるので、2.2でも問題ない」とする記述もあります。
しかし私たちプロフェッショナル・イラストレーターは、印刷用のPhotoshopデータ納品時にカラープロファイルを書き込みません。 
だから、「本当に2.2でいいのか?」という疑問も感じます。 
「2.2」でもいいのかもしれませんが、私は「1.8」に設定しています。 
「1.8ではダメだ」という記述はどこにもないので、こちらのほうが安心なのです。 
Webの仕事なら、一般的なパソコンの色に合わせて、「色温度が6500k」「ガンマ値は2.2」にして作業しましょう。


ディスプレイの画面には多少の個体差もあります。
長年使っていると徐々に劣化もしてきます。 
プロフェッショナル・イラストレーターならば、購入時と年に1回程度、ディスプレイのカラー設定が必要なのです。

では、ここからーー 
印刷物のデーター制作用に、ディスプレイを「色温度は5000k。ガンマ値は1.8」に設定する方法を順を追って説明していきます。
まずは、MACOSの「システム環境設定」を開きます。(MACOS10.11.6における設定です)
すると、下のような画面となります。 





この中の「ディスプレイ」を選びます。すると下のような画面が開きます。



「カラー」を選びます。
すると下のような画面が開きます。

iMacのディスプレイプロファイルは、初期設定では一番上の「iMac」にされているはずです。iMacに付属のディスプレイのプロファイルが当てはめられているのです。このプロファイルから調節しましょう。
optionキーを押しながら「補正」ボタンをクリックします。(MACOS10.10までの場合は、optionキーは不要です 
すると下のような画面が開きます。




詳細モードにチェックを入れて、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。



非常にわかりにくくて、結構大変なのですが‥‥ 
指示に従って設定します。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。




引き続き、指示に従って設定します。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。

さらに、指示に従って設定します。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。




「まだあるのか」と言いたくなりますが‥‥根気強く、指示に従って設定します。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。

いい加減投げ出したくもなりますが、ぐっとこらえて、指示に従って設定します。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。 


ここで1.8を選びます。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。 


ホワイトポイントは、「D50(5000k)」を選びます。
最初は、黄色っぽく感じるかもしれません。
しかし、目が慣れてくると、これが自然な色に見えてきます。
終わったら、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。  



 他のユーザーはいないのでこのまま「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。  

わかりやすい任意の名前をつけます。 
今回は「iMac G1.8 5000k2」としました。 
さらに、「続ける」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。

 このまま「完了」をクリックします。
すると下のような画面が開きます。



新しいプロファイルが追加されていることを確認します。
印刷物を製作する際はこのプロファイルを使います。 
Web用の作品を製作する時のため、「色温度6500k」「ガンマ値2.2」のプロファイルも作っておきましょう。  
この二つをを仕事に合わせて切り替えて使うのが、プロフェッショナル・イラストレーターです。

なお、MACOS10.12ではディスプレイの設定で、「Night Shift」 というものが登場しました。夜になると、自動的に色が暖色系に変わるそうです。時間帯によって作品の色が変わっていたら仕事になりませんね。これは使わないようにしましょう。



今回はここまでです。
次回は、アドビ・イラストレーターやアドビ・フォトショップにおけるカラー設定を見ていきます。



続きはこちら


(※1)色温度とは、光の色を定量的な数値で表現する尺度のこと。色温度が高いと光は青味がかります。色温度が低いと黄色味がかり、さらに低いとオレンジがかります。昼間の太陽光は5000kから6500kとされています。詳しくはこちらhttps://ja.wikipedia.org/wiki/色温度

(※2)「ガンマとは何か」を知りたい方は、こちらが詳しいです。http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia02_07/
(※3)『カラー図解 DTP&印刷スーパー仕組み事典2017』より。
(※4)ネット上で注文できる簡易印刷の場合、一般ユーザーに多い「色温度6500k」「ガンマ値2.2」に合わせているケースも多いようです。ネット上で直接印刷会社に印刷を発注する場合は、印刷会社に確認しましょう。







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